たまには面白い事書いてみようと思うんだ

特にここの所よく考えるんですが、日々自分が生活してる上で使っている物って色々ありますよね。
服、靴に始まり公共交通つまり電車やバス、それらを構成しているパーツ、ネジ等。
それらの仕組みは少し考えれば対外判るんですが、何故そうしようと思ったかって考えてまして。
マンホールは何故丸くしたのか、ネジはなんであんな形なのかetc..
そんなん落ちないようにする為、外れづらくする為だって言ってしまえばそこまでなんですが、その形を作り上げた発想はどれも素晴らしい物だと思うんですよね。
先人の発明、は大袈裟かもしれませんがそういった知恵や発想で世の中動いてるんだなって。
近年小学生とかが化学とかに無関心ってのはこういう事を考えた事がないからなんだろうな、と。
もっとも自分もここ半年くらい、しかもこの年齢で考え出した事なので言えた義理じゃないんですがw
さて次。今日回送中に車の着時間まで結構あったんで本屋に寄ったんです。
前記した話にも関わるんですがそこで読んだ本で新たな発見をしまして。
現役4年間不動のダート車であり、個人車とした部員も数多く居る『EP82 スターレット GT』。
EP71は韋駄天、そしてEP82はかっ飛びと称されたトヨタの伝説的勘違い車。
純正としては郡を抜いたタービンの性能を持ち、ブーストアップした際のドッカン具合もさることながらエンジンに対して明らかに負けた貧弱な足回り、ボディ剛性。
その挙動はダート路面においては醜悪を通り越し、もはや秀逸。
※純正タービンはかなりのブースト圧まで耐えられ、RBのそれと並べられる程良く、ブーストアップした際の加速はK20にも劣らないとまで言われる。しかしながら足回りはオバチャン車そのもの。
未だに現役に使われ続けている迷車(w)、まぁそれについての発見です。
自分自身随分現役の時には世話になった車でダートラ、ジムカーナ問わず随分乗ったものなんですが、昔から思ってた事がありまして。
曲がらないのはともかく、左右で旋回性能違わないか、、これ、、?
当時は足回り(F:マクファーソンストラット、R:トレーリングツイストビーム←正式名称調べて初めて知ったw)が論外なのはともかく、重量バランスが非常に悪いからだろうと思ってました。
現に人間が乗ってる側にエンジンが寄ってる関係でまず左右バランスは悪いし、前後バランスは論外でしたし。
実はそれ以外にもあったんですな。。
EPのリア(もう正式名称打つのだるいよw)にはスタビライザーが基本的に無く、一本のラテラルロッドで左右のアームをつなぐ事でその役割を果たすという形をしていたんですが。
説明しやすく簡略図にすると以下のように。

後ろから見た場面として黒い四角がタイヤ、水色がショック、赤がラテラルロッド、上の□がボディだと考えてください。
あん?見えないって?てか足回りの形違うって?
DAMARE☆
正確に覚えてないんだよ、てか説明にはこれで十分だってw
 
ではまず、これが右旋回を行うとしませう。
前後の重量配分、ボディ剛性なんかは度外視して見てもらうと判りやすいかと思います。
当然左右のショックの伸び方向、縮み方向の力は同じ物と考えます。
図1

あん?「ボディの大きさチゲェwww」とか聞こえたな。
考えるな、感じろ。
さて解説ですが、右に旋回していくと対角である左の荷重が増し、右側がインリフトを起こそうとします。
つまりボディに傾きが生じていきます。
これを元に引き落とそうとする力がラテラルによってイン側に生じるわけです。(赤矢印)
 
では次に左旋回
図2

さっきと逆で対角である右の荷重が増して、今度は左側がインリフトを起こします。
この時、ラテラルにはさっきと逆方向、押し上げようとする力が生じます。(同じく赤矢印)
左右旋回時の赤矢印の向きが逆ですね。
さて、はぁ?だから何が違うの?って話なので説明しますと、、
図1と図2の赤矢印の力は=である可能性が低いです。※可能性がと言ったのは物理学の知識不足です、ごめんなさい。
まぁそこは置いといてですね、掛かっている力の向きは逆ですが場所が左右で同じだという事です。
さてどういうことかというと図1の右旋回時は右側つまり、イン側の浮いたボディを下げて接地させようとする力(A1)が生じてますね。
逆に図2の左旋回の時荷重が掛かっている右側ボディに対してショックを伸ばして反発する力は働いていますが、イン側に対しては逆側を引き伸ばしたことによる「間接的な」力(A2)しかありません。
支点力点の関係、それに合わせて当然地球には重力があるわけですから、垂直には掛かってませんが車両重量も加味すると図1よりも図2の赤矢印は大きな力が必要となるわけです。
さてここで話を戻すと、、
図1と図2の赤矢印は≠だとしてもそこまで大きな力の差が生じているとは考えづらく、図1赤矢印<図2赤矢印となっていても上記した条件(支点、重力)と釣り合いが取れるほど大きな力ではありません。
長くなりましたがつまり図1の右旋回時の方がイン側の接地力が大きいという事です。
簡単に言うと、、右旋回時の方がリアが出づらく感じると。
まぁ外側のタイヤの接地力を路面が許容しきっているとするとね。
ダートとかは、、考えたくないw(今4時だし、、
ということで結論。
「EP82は重量配分以外にも欠点はありますが、私は心からあの車、仕組みを考えたエンジニアの方を愛しています」ということだ。
えっとコレに対するご意見ご突っ込みはいらないです。
明日には忘れてますから、はい。
ああ、そだ、でもトヨタは嫌いだよ?